忍者衣装着用者は無料で乗車 伊賀鉄道 はいどうも毎度おなじみ伊賀市です。
ああ、もうすぐNINJAフェスタらしいですね。
らしいですね、とか書いてますが、NINJAフェスタに行ったことないんですね、僕。去年僕がめざましテレビにカメオ出演(?)を果たした手裏剣対決、あれってNINJAフェスタだったっけ?それくらいの次元だ。正直。
んで、NINJAフェスタが始まって、あくまで自分の交友関係の中では、「NINJAフェスタ始まったな!」とか言う奴は一人もいません。不思議なのは、一体誰が行ってるのだろうかという事だ。
こんな事言ってちゃ伊賀市民失格です。伊賀市民失格でけっこうだが、忍者と忍術に大いなる可能性があると確信しているので、NINJAフェスタに「・・・」となってしまう。
ここに、一冊の本がある。
『忍法 ―現代人はなぜ忍者に憧れるのか―』
足立巻一 ほか 1964年発行
忍者と忍術に関して書かれた真面目な書だ。
この本のあとがきが、伊賀市(旧上野市)をちくりと評す。
忍術といっても一部の観光PRだけで―。
忍術を取材に出かけてきたひとりであることを思うと、変なうしろめたさをどうすることもできなかった―。 私が「忍術」の町で見たものは、忍者ではなく、どうやら日本のまずしい生活の素顔だったようだ。 一応書いておきますが、1964年当時は分かりませんが、現在の伊賀市は決して貧しい町ではありません。
興味深いのは、まだ半世紀も経っていない1960年代当時、ここ伊賀はさほど「忍者の発祥地」として認知されていなかったことが伺えるということだ。
現代でいうところの忍者と忍術が伊賀・甲賀で生まれたというのは(諸説あるが)事実かもしれないが、それが大々的に知れ渡ったのは20世紀だということだろうか。
どうせ観光名所にするなら、戦国ファンや歴史ファンも文句なくうならせてほしいんだなぁ。
例えば百地丹波。
伊賀の乱で最後の最後まで抵抗→柏原城の戦い→敗北→死んだ?→実は本能寺の変で復讐
みたいな映画、おもしろいと思うんだけどな。
史実と可能性が許す限りは脚色して、ラストサムライばりに大袈裟にやっちゃってもいいと思うんだな。
風魔小太郎が異民族だった(そういう説もある)っていう設定で、ハリウッドスターが扮する映画、『FUMA』とかどうね。あ、伊賀関係ないか。
黒船来航時、黒船に侵入して偵察を行った江戸時代最後の伊賀者、澤村甚三郎をシリアスに描いてもいいと思うぞ。
時の忍びの者たちが、NINJAダンスや忍者ウォークラリーを見たら何を感じなするのか。
今年も手裏剣対決やるのかな。
あるなら見に行くんだが。